登りがきつい自然に返りつつある城
- 4.0
- 旅行時期:2017/04(約9年前)
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by しそまきりんごさん(男性)
宇和島 クチコミ:10件
ハイキングのお城です。
頂上の天守まで、緑に自然豊かな小山の散策。
現存十二天守のお城とのことですが、天守以外の建物はほとんど残っていません。
自家用車では登ることはできず、麓に停めて、ひたすら自分の足で登ります。
標高は80m近くあるそうです。
登城口は2つ、北東側の桑折長屋の門と南側の上り立ち門。
上り立ち門も、昔から残る建造物だそうですが、こちら側から登ろうとすると、いきなり続く階段に、体力の無い方は尻込みしてしまいそうです。
多くの人がここから訪れる、桑折長屋門からは、関係車両が通れる舗装された坂道となっています。
途中、ムサシアブミや踊子草などの野草(表示札がされていた)が生え、木々の深い緑に覆われ、城が自然に返りつつある様子を感じさせます。
昔の建物配置も重ねた解説地図を見ると、本当にここが伊達宇和島藩十万石の居城だったのかと思ってしまうほどです。
そうこうして登ると、やがて馬の背的な、城山郷土館の下に到着しますが、ここからは石段になります。
天守まではまだまだあります。
郷土館を過ぎると、いよいよ緑が深くなります。
そして、石段もきつくなりますが、ようやく天守が見えてきます。
これが最後の登りとなります。
天守台に着くと、一挙に視界が開け、宇和島湾の風光明媚な景色が堪能できます。
振り返ると天守。
桜の時期は並木の奥に控える様子が美しいです。
ここまでで疲れている人もいるかもしれませんが、天守最上階までは、石段10段、玄関7段、そして建物内27段の階段を更に登る必要があります。
ただ、今までと違って眺めもよく、すでに到着しているので、武者返しのような急な階段も、楽しく登れるのではないでしょうか。
- 施設の満足度
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4.0
- 利用した際の同行者:
- 家族旅行
- アクセス:
- 2.0
- 人混みの少なさ:
- 4.0
- バリアフリー:
- 1.5
- 見ごたえ:
- 4.0
クチコミ投稿日:2017/10/29
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