赤い山門と中華風の建物が特徴
- 4.0
- 旅行時期:2017/06(約9年前)
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by masa8982さん(男性)
長崎市 クチコミ:41件
長崎市内にある日本黄檗宗の寺院です。興福寺というと奈良にある阿修羅像で有名なお寺を思い浮かべますが、場所も宗派も全く違い、関連性はありません。最寄の電停は公会堂前です。電停を降りた所の交差点を東(右)に進み、川を渡ったら少し南側の路地を東に向かって真っ直ぐ進んでください。行き止まりに案内板が出ています。
こちらは日本初の黄檗宗の寺院であり、長崎へ貿易の為にやって来た中国人達が建てたお堂が原型です。また、江戸期に日本に渡ってきた隠元禅師が住職を務めています。その為か、中国風の建築になっています。最初は朱塗りの立派な山門に目を奪われますが、境内も全て中国風の建物になっていて、ヨーロッパのみならず、中国とも交流のあった国際都市長崎の一面が垣間見えます。また、境内には中島聖堂の大学門や、明治期に在日中国人の方が設立した集会所の門が移築されています。なお、大雄宝殿や媽祖堂は写真撮影禁止ですが、開け放たれているので仏像をじっくり見ることが出来ます。
長崎というとキリスト教のイメージが強いですが、こういった中国に影響を受けた建築物や文化も多数存在しています。国際都市としての長崎の史跡を見て周るなら、是非訪れてみて下さい。
- 施設の満足度
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4.0
- 利用した際の同行者:
- 一人旅
- アクセス:
- 3.5
- 人混みの少なさ:
- 4.0
- 見ごたえ:
- 4.5
クチコミ投稿日:2017/07/30
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