真新しい慰霊碑が建立されていました…。
- 5.0
- 旅行時期:2017/06(約9年前)
-
-
by たかちゃんティムちゃんはるおちゃん・ついでにおまけのまゆみはん。さん(非公開)
糸満・ひめゆり クチコミ:207件
糸洲の壕、沖縄戦末期に第24師団第二野戦病院として使われた自然壕で積徳高等女学校生徒からなるふじ(積徳)学徒看護隊が従軍看護婦として勤務していた場所でした。
1年ぶりの再訪となりますが、最近工事等で壕への立ち入りが禁止されたことを知り、その実態を知りたかったことも再訪の理由です。写真からわかるように先ず入り口付近にある二基のの慰霊碑が新しくなっていました。そして情報通り壕の入り口には『立ち入り禁止』の標識に加え金網の柵が建てられており入壕出来なくなっていました。
付近の畑は整地されており、なにか建物を建てるような感じではあるものの詳細はわかりません。しかし何かが始まることが確実なこと位素人目にでもわかります。以前の慰霊碑を模した新しい慰霊碑には、その『なに』かが変わることに対しる『代償』めいたものを感じました。
ちょうど慰霊の日の夕方に訪れた時に、野戦病院慰霊碑の隣に建立されている個人の慰霊碑に参るご遺族がいらっしゃいました。聞いてみればよかったのでしょうが、プライベートな興味本位のことでお伺いするもの気がひけたため敢えて聞きませんでした。
住んでいるところが戦場となった沖縄で、今なお72年前の姿を今に伝えている『史跡』は、知られているものだけでもかなりの数があります。しかしその反面生活エリアにあまりにも密接過ぎる場所にあることが、生活を送る上での妨げとなってしまい、破壊されているのも事実です。沖縄戦という史上稀にみる地上戦が行われた土地で、その凄惨さを伝える『生き証人』としての役割を持ち続けて欲しいという気持ちは勿論ありますが、かと言って生活に支障をきたすようなことを押し付けることも出来ません。結果論として『成り行き』に任せる以外にはないのでしょうが、1年前には入れていた壕入り口に新しく建立された慰霊碑がなにか寂しそうに感じてしまったのは私の思い過ごしでしょうか…。
- 施設の満足度
-
5.0
- 利用した際の同行者:
- 一人旅
- アクセス:
- 5.0
- ひめゆりの塔から車で5分位です。
- 人混みの少なさ:
- 5.0
- 3回目にして初めて人とお会いしました。
- バリアフリー:
- 5.0
- 慰霊碑付近は舗装されていました。
- 見ごたえ:
- 3.0
- 真新しい慰霊碑だけになりました。
クチコミ投稿日:2017/07/01
いいね!:10票
利用規約に違反している投稿は、報告することができます。 問題のある投稿を連絡する