美術館や博物館の充実は都市の文化度を測る物差し
- 4.0
- 旅行時期:2016/12(約9年前)
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by toshikunさん(男性)
ミナミ(難波・天王寺) クチコミ:29件
ロシア原種の狩猟犬ボルゾイは現在の日本でも珍しい犬種だが、哲学の道の桜を寄贈したことで有名な日本画家橋本関雪は、昭和初期にボルゾイを13頭も飼っていたというから驚きだ。この橋本関雪がボルゾイとグレイハウンドを描いた「唐犬図」はほぼ同じ絵柄の図が二つあり、一つは大阪市立美術館が、もう一つは島根県の足立美術館が蔵している。足立美術館では「唐犬図」を常展しているが、大阪市立美術館では普段展示していない。以前からこの絵を見たかったのだが、足立美術館はいかにも遠い。大阪で見る機会はないものかと伺っていたところ、大阪市立美術館開館80周年記念「壺中之展」で展示されることを知った。チケットに「唐犬図」が用いられていることからも「唐犬図」が主たる展示の代表なのだろう。説明によれば、この「唐犬図」が昭和11年の当館所蔵の第1号なのだそうだ。右に振り返って牡丹の花を見ているボルゾイの優美な姿が、左に2頭のグレイハウンドがほぼ原寸大で描かれている。この図を見ただけで満足だったのだが、他にも歴史の教科書に必ず載っている豊臣秀吉像や、尾形光琳の燕子花図などを見ることができた。一般800円だった。館内はスロープやエレベータなどバリアフリーに配慮されている。
- 施設の満足度
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4.0
- 利用した際の同行者:
- 家族旅行
- アクセス:
- 4.5
- コストパフォーマンス:
- 4.0
- 人混みの少なさ:
- 3.5
- 展示内容:
- 4.0
- バリアフリー:
- 4.0
- スロープ、エレベータあり
クチコミ投稿日:2017/05/23
いいね!:3票
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