気概あふれる和菓子店。
- 3.5
- 旅行時期:2016/05(約10年前)
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by forestkoroさん(女性)
木之本・余呉 クチコミ:2件
G.W.中の湖北の街・木ノ本は年に一度のお祭り。。。
お揃いの法被に身を包んだ氏子の方たちが大きな神輿をかついで街中を進んでいきます。
その目抜き通りに佇む真っ白な暖簾のお店が、「菓匠 禄兵衛」さんです。
古い商家やレトロな建物が多い木ノ本の町にあっては、ダンゼン、瀟洒でモダンな佇まいのお店です。大正15年から続く和菓子のお店のようですが、代替わりを機に、どこかでリニューアルされたのでしょう。
木の質感を活かし、ダウンライトをオシャレにあしらった店内は、まるで都内にある最先端のお店のような雰囲気!
それもそのはずで、JR東京駅の地下街(サウスコート)やJR大阪駅直結の「イセタンフードホールルクア イーレ」などにも支店を構え、先月は新宿伊勢丹の催事に出店していたお店なのだそうです。道理でスタッフの方のユニフォームもオシャレなこと!!
なんだ!東京でも買えるじゃん!!などと思ってはいけません。「木ノ本」の本店で購入するから意味があるのです。
東京駅でも購入できるのですが、「名代草餅」(160円)が何とも美味しそうな輝きを放っています。
「自家栽培のよもぎ」を使っているのだそうです。さらに、北海道十勝産小豆と滋賀羽二重糯米を使用とのこと。お土産に買って帰ることにしました。
そして目に入ったのが「お茶々ゼリィ」です。まだデビューしたばかりの新商品らしく、400円以上のお品がこの時だけ「250円」で売られていました(嬉)。お祭り特別セールだったのでしょうか(謎)。
お昼は「サラダパン」しか食べてないし、「電車の中で食べよう!」と即決!!「スプーンいれてください!」とお願いしたら、保冷剤をつけてくれました。
北陸本線の電車の中で「お茶々ゼリィ」を早速にいただきます。スジャータがついていました。抹茶と寒天のゼリーとあんこ、大きな白玉が入って、結構、たっぷりしています。冷たくてプルプルっとしていて美味でした。そんなに甘くないのが特徴でしょうか。
あんこにスジャータという発想がユニークですね。400円以上のお値段だと考えますが、250円なら大ありです。美味しくいただきました♪
東京でも買える名代草餅は、自家製よもぎの力強い香りが芳ばしく漂って、上品な感じの「草餅」に仕上がっています。
あんこも柔らかく炊かれていて美味しい!!が、ちょっと繊細すぎる印象も!!
あの、宿場町の木ノ本から東京や大阪に進出するというのは、よほどの覚悟とチャレンジング・スピリットがない限り、難しい話だと思います。ほとんどのお店が「守り」に入っている中で、此方の一軒だけが「攻めているお店」のように感じました。地方再生が何かと取り沙汰される昨今、街中に一つはそのような気概のあるお店も必要なのかもしれません。
- 施設の満足度
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3.5
- 利用した際の同行者:
- 一人旅
- 一人当たり予算:
- 1,000円未満
- 利用形態:
- その他
- アクセス:
- 3.5
- サービス:
- 3.5
- 雰囲気:
- 3.5
- 料理・味:
- 3.5
- 観光客向け度:
- 3.5
クチコミ投稿日:2017/05/23
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