首里のほっこり滋味。
- 4.0
- 旅行時期:2016/06(約10年前)
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by forestkoroさん(女性)
那覇 クチコミ:1件
「首里の味」ともいえる「琉球料理」が食べられるお店、それが「富久屋」さんです。
沖縄県立芸術大学近くの住宅街にあるお店ですが、少し場所がわかりにくいのでご注意ください。
駐車場の奥に看板があり、看板の前に置かれている植木鉢にに沿って歩いていくと、門の奥にお店がありました。
一見、普通のお宅の雰囲気。が、お玄関で靴を脱いで店内に入ると、洒落た形の長い座卓が4~5卓、
奥にはテーブル席も置かれています。
メニューには「沖縄そば」「ゴーヤーチャンプルー」「豆腐チャンプルー」などに加え、「なーべーらんぶーしー」「そーみんたしやー」(すべて600円)の一品料理、「むじぬ汁定食」(1,300円)、「いなむどぅち定食」「んむわかしー定食」(共に1,100円)などのまるで外国語のようなお品が並んでいます(驚)。すべて首里の方言のようです。
お母さんに「むじぬ汁って何ですか?」と伺うと、「お芋の茎がお味噌汁の中に入っているもので、首里ではよくお祝いごとの席で食べます!」とのこと。ちなみに「いなむどぅち」はやはりお祝いの席で食べられたお料理で、豚の三枚肉が甘い白味噌のお味噌汁になっているものだそう。色々食べてみたいなら、「むじぬ汁定食」がオススメなのだそうです。
人生初の琉球料理「むじぬ汁定食」(1,300円)が登場しました。おそるおそる食べ始めましたが、どのお料理もとても優しい感じの滋味深い味わい。。。私の今までいただいてきた沖縄料理とは明らかに一線を画する感じのモノでした(驚)。
「むじぬ汁」。「むじ」は「田芋」(タロイモ)のズイキ(茎の部分)のこと。独特の粘りと風味が特徴の田芋は、水田の中で子芋を次々と増やすことから、子孫繁栄をもたらす縁起物として、琉球王朝の時代から、沖縄ではお正月やお盆をはじめとしたお祝い事のお料理には欠かせない重要な食材なのだそうです。
緑色の長細い食材が「ムジ」ですが、しんなりと柔らかくて独特の食感。おいもも入っています。
お味噌汁もカツオ出汁を使ったあっさり系のお出汁が何とも上品な味付けで、熱中症になりかけた身体にジンワリと染みていきます。
「お赤飯」。小豆ではなくて古代米が用いられています。モッチリとして美味しい。首里ではもち米ではなくうるち米を使うそうです。
「じーまみー豆腐」。今までのじーまみー豆腐の概念がひっくり返る美味しさ!!モッチリ&プルプルで、しかも滑らか。。。感動しました!
後から登場したのは、「どぅるわかしー」と呼ばれるお祝いの時のお料理の一つだそうです。「「うむくじあんだぎー」」は紅芋ペーストを丸めて揚げたものなのですが、「どぅるわかしー」は、豚のスープで田芋を練って、そこに豚肉と椎茸、かまぼこを合わせて塩味をつけて丸めて揚げたものなのだそうです。
表面はカリッと揚がっていますが、中からは柔らかで熱々の「どぅるわかしー」がーー!!
コロッケのようでもあり、お菓子のようでもあり、これはもう一つ食べてみたい!と思った新食感の食べ物でした。美味しかったですよーー。
地元の方々でしょうか。大賑わいの店内では、ピザのような大きな「ちぢみ」を食べているお客さんも見かけました。
思いがけずに美味しいお店に巡り合うことができてラッキーでした。
沖縄料理というと、どうしても三枚肉などの脂っこさが先行してしまいがちなのですが、此方のお料理はどちらかというと繊細なお味の和食に近い印象で、滋味深い味わい。。。身体に優しい感じで、今回の沖縄では一番美味しいと感じたお店でした。
今度は夜に再訪して「泡盛」を嗜みながら一品料理をいただいてみたいかなーー(笑)。
その前に無事に辿り着けるかどうかが心配ですが(笑)。
ごちそうさまでした☆
- 施設の満足度
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4.0
- 利用した際の同行者:
- カップル・夫婦
- 利用形態:
- ランチ
- アクセス:
- 3.0
- 雰囲気:
- 3.5
- 料理・味:
- 4.0
クチコミ投稿日:2017/05/14
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