北条氏の堅固な城
- 3.5
- 旅行時期:2017/02(約7年前)
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by norisaさん(非公開)
三島 クチコミ:3件
山中城は1560年代小田原城を守る城として北条氏により創築され、1590年天下統一を目指す豊臣秀吉の大軍の前に、わずか半日で落城したと言われる悲劇の城です。
この城は半日とは言え数十倍の敵を迎え討ち大きな被害を与えた堅固な城でした。
なにしろ、豊臣秀次率いる7万の軍勢が山中城を攻撃したのですが、守る方はたった3000人よりも少なかったそうですからいたしかたありません。
それでも北条氏の精鋭は豊臣方に多くの戦死者をだし、北条恐るべし!の恐怖感を植え付けます。
そして秀吉が小田原の本拠地を取り囲んだ時にはいたずらに戦死者をださないために一夜城を構築したわけです。
この山中城は石を使わない土だけの山城は全国的にも珍しく、北条流築城術の粋を集めた「障子掘」や「畝掘」が有名だと看板には書かれています。
その歴史的な面、技術的な面で評価され、さらには当時のお城の様子がほぼそのまま残されたことも評価され、今では「日本百名城」にも選定されています。
お城自身は完全に破壊されたままですが、拠点となった土地は公園として整備されています。
眺望も良好で晴れ渡った日には霊峰富士が愛鷹山を従えてそびえている雄大な風景を楽しめます。
駐車場も二か所にあり、トイレも二か所ありますし、駐車場代も無料ならお城への入場も無料です。
現在は国道一号線だった道沿いにありますが、これはバイパスができたためです。
一見の価値ある城跡です。
- 施設の満足度
-
3.5
- 利用した際の同行者:
- カップル・夫婦
- アクセス:
- 4.0
- 人混みの少なさ:
- 4.5
- バリアフリー:
- 2.0
- 見ごたえ:
- 3.5
クチコミ投稿日:2017/03/07
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