昭和レトロなアルミ鍋焼きうどん。松山市民のソウルフード

5.0
旅行時期：2017/01（約9年前）

松山クチコミ：2件

2017年1月にランチで行きました。場所は、松山大街道アーケードを抜けて、そのまま真っ直ぐ銀天街に入ってすぐ、伊予銀行裏の路地を一本入ったところにあります。

昭和24年の創業以来、変わらない味を守り続けているという松山定番の鍋焼きうどんは、なつかしい昭和レトロなアルミ鍋でひとつひとつ丁寧に作られます。2017年1月現在で一杯550円でした。

蓋を開けると、昆布と伊予灘で獲れる秋いりこを使った出汁の香りが湯気にのってふわりと広がります。柔らかめのうどんの上には、青葱、油揚げ、肉と卵焼きなどこだわりのトッピング。ボリュームもたっぷりです。出汁は、個々人の味覚によって感じ方が違うかもしれませんが、私には多少酸味があるように感じられ、それが却って新鮮でとても美味しかったです。たまたま雪の舞う寒い日に行ったせいもあって、アツアツのうどんに体の芯から温めてもらい、とてもほっこりと幸せな気分に浸れました。

店内はテーブル席と小上がり座敷に分かれていますが、いずれも小じんまりとしていて収容人数はあまり多くありません。お昼の一番混み合う時間帯に行くと、待たされることになるので、出来れば12時より前に行くのがおすすめ。少人数で行くと相席になる場合もありますが、それもまた楽しみの一つと思って。

昭和の時代から、変わることなく市民に愛され続けてきたソウルフードのアルミ鍋焼きうどんは、この「ことり」と、すぐ近くの路地にある「アサヒ」の二店が有名です。松山観光の際にはぜひおすすめします。