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【呪いの修法】の秘術~最強のパワースポット~/文覚窟

  • 3.0
  • 旅行時期:2016/09(約9年前)
ウェンディさん

by ウェンディさん(女性)

隠岐諸島 クチコミ:25件

西ノ島には観光スポットと呼ばれる場所が何カ所かあり、その中には青の洞窟とも呼ばれる岩屋や天空の草原等、旅人を魅了する場所です。
でも、西ノ島にはガイドブックには載らない不思議なスポットも沢山あります。

その一つが、この口コミで紹介する文覚窟。
文覚窟は鎌倉時代にまで遡る歴史を紡ぐ場所で、怪僧とも云われた文覚上人が修行をし、絶命した場所として知られています。

文覚上人は若い頃は北面の武士として鎌倉幕府と主従関係だったのだが、事もあろうに親友の奥さんに恋をし、思い余っては親友を殺し奥さん横取りする計画をたててしまった人。
ところが親友の奥さんの方が一枚上手で、旦那さんの身代わりとなって殺されてしまった。
そして、文覚上人は自分のやったことを恥じ、その罪を償うために出家し僧となった。
しかし、文覚上人にはどうやら僧という職種は適職では無かったらしく、修行中に空中に不動明王を出現させるなどというマジシャンさながらのエンターテイナーぶりを発揮していた…。
更に俗世が好きだった文覚上人は結局は出家後も幕府の配下で怪しげな仕事をしていたのだが、頼朝死後に陰謀に巻き込まれ反逆罪に問われ、隠岐諸島の小さな島:西ノ島へと流された。
無実の罪を着せられて怒り心頭の文覚上人が行った呪詛は、断食を行いながら命懸けて行う修行「呪いの修法」。
その呪いの成果があったのか、鎌倉幕府は1333年に後醍醐天皇により滅亡に追い込まれた。

文覚窟は上記の歴史を持つ場所で、その祠があるのは西ノ島の焼火山の裏側です。
一般的な観光案内やパンフレットにはないスポット:文覚窟ですが、そのミステリアスな歴史から現在でも願掛けの強力なパワースポットとして密かに祀られている…とのこと。

文覚窟へと行きたい場合はちょっと厄介かもしれません。
文覚窟は陸伝いには行きにくい場所で、その場所は、ちょうど焼火山の別府港側の斜面。山から歩いて行ける道はないので島内の観光ツアーでは立ち寄ってくれませんが、漁船をチャーターすれば行けると思います。

文覚上人の若気の至りの話は昭和28年に地獄門という映画になっています。
興味のある方は検索してみてくださいね。

施設の満足度

3.0

利用した際の同行者:
一人旅

クチコミ投稿日:2017/01/09

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