上野公園不忍池の弁天島の奥に、ひっそりと蓮華の歌碑が、独り置かれています。
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- 旅行時期:2016/10(約9年前)
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by さいたまさん(男性)
上野・御徒町 クチコミ:136件
上野公園不忍池の弁天島の奥に、ひっそりと蓮華の歌碑が、独り置かれています。
蓮華の歌碑は、上野恩賜公園内の弁天堂の裏手の池畔にある歌碑で、不忍池の蓮華の花を詠んだものです。
蓮華の歌碑は、江戸時代の文政11年(1828)に、司馬乃屋嘉明が建立しました。
漢詩とともに「色々に花はさけどもくれ竹のそれにもまして蓬のしら糸」と刻まれていると伝わっていますが、石碑を見た限りは、それらの文字は、確認できませんでした。
蓮華の歌碑は、北隣の鳥塚が大きいこともあり、比較されますと、とても小さく見えます。
しかしながら、石碑の大小ではなく、石碑の歴史上の意味が大きな意味を持っていると感じられます。
蓮華の歌碑は、江戸時代から不忍池に群生する蓮の花を詠ったもので、浮世絵にも多く描かれています。
蓮華の歌碑を訪れることで、小さな石碑にも、永い歴史的な価値が存することを教えてもらいました。
路傍の石碑とも思える碑からも、連綿とした歴史を感じることができることを痛感した弁天島巡りでした。
- 施設の満足度
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3.5
- 利用した際の同行者:
- 一人旅
- アクセス:
- 4.0
- 人混みの少なさ:
- 4.0
- 見ごたえ:
- 3.0
クチコミ投稿日:2016/11/19
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