老舗らしい落ち着いた空間でゆったりいただける

4.5
旅行時期：2015/10（約10年前）

横浜クチコミ：49件

連休の中日のランチで訪れましたが、朝雨が降っていたせいか、中華街大通りも激しく混んでいるというほどではなく、萬珍樓でも２０分程度の待ち時間でした。待っている間も温かい烏龍茶をいただくことが出来ます。
１階に通されましたが、雰囲気はこれまで通されたことの多かった階上の方がさらに良かった感はありました。それでも十分に老舗らしい落ち着いた雰囲気は堪能できます。
朱雀という真ん中のランチを注文しました。「前菜」は美しく盛りつけられ、「海鮮ふかひれスープ」もたっぷりふかひれを楽しめました。続いて出て来たのは「海老とホタテの二種作り」でしたが、素晴らしく甘味を引き出した海老がまとった柚子の香りが最高でした。ホタテはチリソースでいただけました。点心の「豚肉シュウマイ」と「海老蒸し餃子」も美味しかったのですが、続いて出て来た「大山鶏と南瓜の南乳仕立て」が忘れられません。うまく下処理をされた大山鶏が、今まで食べたことがないような「南乳」ソースの味わいをまとって絶品でした。シメに登場したのは「古代米のマーボー豆腐あんかけ」で、デザートは「山桃のジュレ杏仁ソース」でした。杏仁ソースをかけ忘れた状態でサーブされたのですがすぐ対応してくれました。
亡くなった父が大好きだった萬珍樓、今日も満足できました。