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後醍醐天皇行在所跡 施設情報・クチコミに戻る

激動期の行在所生活を思うと感慨深いものがあります!

  • 3.5
  • 旅行時期:2016/08(約8年前)
hiroさん

by hiroさん(男性)

隠岐諸島 クチコミ:38件

後醍醐天皇は、第91代 後宇多天皇の第二皇子として1288年に誕生し、満29歳(数えで31歳)で第96代天皇に即位する。
(天皇の在位期間は、1318年から1339年:南朝時代を含む)
1331年(元弘元年)鎌倉幕府打倒計画が天皇側近からの密告者によって鎌倉幕府側に発覚した「元弘の乱」の大敗により、後鳥羽上皇が起した「承久の乱」に続き、後醍醐天皇が1332年に隠岐の国へ配流となる。
『後醍醐天皇行在所』については、1934年に隠岐の島町池田(島後)にある「隠岐国分寺」境内が国の史跡に指定されていますが、西ノ島町別府(島前)にある「黒木御所跡」とする説もあります。
隠岐の国での行在所生活中も反幕勢力が各地で活動し、後醍醐天皇は再起を図り1333年に約1年間の行在所生活を過ごされた隠岐の国から脱出しています。
1333年に反幕勢力の集結により鎌倉幕府は滅亡し後醍醐天皇は復位するが、1336年の皇族内の対立で後醍醐天皇は吉野(奈良県)に逃れて朝廷(南朝)を開き南北朝時代となった。
南北朝時代の内乱のさなか、1339年に吉野の地において50歳で崩御される。

『後醍醐天皇行在所跡』は、「隠岐国分寺」本堂裏手旧本堂跡地に礎石数個が伝世されているほか行在所跡を記す石碑が建っています。
海士町(島前:中ノ島)にある『後鳥羽上皇行在所跡』にも足を運んだことがありますが、後醍醐天皇と後鳥羽上皇の隠岐島における行在所生活は対照的であったと感じます。
この地を訪れて当時の鎌倉時代後期から南北朝時代初期の激動の50年間の中での隠岐島へ配流となった後醍醐天皇が過ごした約1年間の行在所生活はどの様な気持でいたのかと思うと感慨深いものがあります。
歴史好きの方は、隠岐国分寺にある『後醍醐天皇行在所跡』並びに後醍醐天皇行在所説が残る西ノ島町別府(島前)にある『黒木御所跡』を訪れると面白いのではないでしょうか・・・
隠岐諸島を訪れて史跡を廻ると歴史を学ぶことができます!

施設の満足度

3.5

利用した際の同行者:
家族旅行
アクセス:
3.5
人混みの少なさ:
4.5
バリアフリー:
3.5
見ごたえ:
3.5

クチコミ投稿日:2016/09/22

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