三井寺の名称に所縁のある霊泉が湧くところです。
- 5.0
- 旅行時期:2016/04(約10年前)
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by たかちゃんティムちゃんはるおちゃん・ついでにおまけのまゆみはん。さん(非公開)
大津 クチコミ:111件
閼伽井屋三井の霊泉、閼伽井(あかい)とは仏に供える閼伽の水をくむ井戸という意味で、その昔天智・天武・持統天皇の?産湯?を汲んだところとして伝承されています。金堂の隣にある閼伽井屋は今なお泉が噴出しており、耳を澄ませばボコッボコッという音を聞くことができます。
霊泉を囲む閼伽井屋は安土桃山時代の慶長五(1600)年の建立とされており、閼伽井屋上部に彫られている龍はその面影を残しています。
三帝の産湯に使われたとありますがこの三帝は大和の出身であり、なぜに近江の霊泉が産湯に使われたのかという点ではいささか疑問が残ります。また間違いなく近江で産まれた大友皇子が外れている…。場所的なものはさておき、大友皇子が第39代弘文天皇とされたのは明治になってからの話であり、諡号を贈られたことが天皇として即位されただろうという理由になっています。
壬申の乱で敗死した大友皇子、その皇子大友与田王に天武天皇が与えた場所こそがこの三井寺の正しくその場所となっています。
歴史の解釈は色々あるものですが、約1400年前の歴史上の変化を今なお霊泉が語り掛けている事実は、なんとなくロマンを感じます。
- 施設の満足度
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5.0
- 利用した際の同行者:
- 一人旅
- アクセス:
- 5.0
- 三井寺駅から徒歩20分。
- 人混みの少なさ:
- 5.0
- 平日の午後は空いていました。
- バリアフリー:
- 3.0
- 砂利敷きで階段があります。
- 見ごたえ:
- 5.0
- 歴史の重みを感じます。
クチコミ投稿日:2016/08/30
いいね!:7票
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