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沖縄戦に於いて日本軍の組織的抵抗が終わった日です。

  • 5.0
  • 旅行時期:2015/06(約9年前)
たかちゃんティムちゃんはるおちゃん・ついでにおまけのまゆみはん。さん

by たかちゃんティムちゃんはるおちゃん・ついでにおまけのまゆみはん。さん(非公開)

糸満・ひめゆり クチコミ:203件

沖縄県では毎年6月23日は条例により休日の扱いとなっており、公立学校や都道府県機関は休みとなっています。昭和20(1945)年6月23日(22日説あり)、沖縄守備第32軍司令官牛島満大将と参謀長長勇中将が摩文仁の丘の司令部壕で自決し、沖縄戦に於ける日本軍の組織的抵抗が終わったとされています。勿論この解釈はすべてというものではなく、8月15日正午の玉音放送、9月2日戦艦ミズリー艦上での降伏調印式、9月7日旧越来村森根(現米軍嘉手納基地)に於ける納見敏郎第28師団長他司令官代行によっての降伏調印を戦争の終結とする説もあります。事実6月23日以降も宮古や八重山列島の他本島に残っていた残存部隊は、その情報を知らずゲリラ戦を戦っていたとの記録も残っています。また米軍側が掃討作戦と称し壕やガマへの馬乗り攻撃をかけ続け、その終結を宣言したのは7月2日のことでした。

これらのことを考えると?慰霊の日?=6月23日という結論には疑わしいところもあるものの、異論を唱えても纏まらないとのことで昭和36(1961)年に当時の琉球政府により?住民の祝祭日に関する立法?に基づいて公休日と定められました。その際に6月22日が慰霊の日と定められたものの、その後昭和40(1965)年には6月23日に変更され現在に至っています。沖縄県が日本へと復帰した昭和47(1972)年5月15日には慰霊の日の休日となる根拠がなくなりますが、昭和49(1974)年に定められた?沖縄県慰霊の日を定める条例?により、慰霊の日そのものは再定義されるものの再び休日となったのは平成3(1991)年に沖縄県の地方自治体が休日条例によって定めてからのことになります。

実際にいつから追悼式が始まったのかは不明瞭なところもあり、現在の式典の表題は?戦後○○年沖縄戦全戦没者追悼式?と戦後の年数を付加してわかりやすいものになっています。

当日の混雑は想像を絶するものがありました。許可車両以外は会場となる平和祈念公園駐車場に原則入ることができずに付近の特設駐車場に車を停めて、シャトルバスで向かうことになります。また?式典参加者?とカウントされる数には、実際に現地で見た人の数と大きな開きを感じますが、この式典参加者とは?手続きを取って追悼式典会場に入った方?の数の総数であり、私も含めた?外野参加?は人数に入っていません。マスコミの発表では一日で30,000人位は来場者がいたとも言われていました。

今年は戦後70年の節目を迎えるにあたり報道発表では5,400人とは言われていますが、いつもよりはるか多くの人々の来訪があったようです。11:50から式典が始まり12:00から1分間の黙とうを捧げた後式典が進みます。翁長知事の平和宣言には?なぜこの場で??と思える拍手があったと思えば、その後の安倍総理の時には心ないヤジがぽつりぽつり…。誰が言ったかという問題ではなく、追悼式典という一年に一回のことを台無しにする?行為そのもの?に対して怒りを感じました。特に今年は戦後70年という節目の年だったこともあり、沖縄戦に徴兵された兵士のご家族の方々が、今回の慰霊の日の訪沖を最後にしようと考えておられたことも多いと聞いていました。その最後の式典を台無しにする行為…、これを支持する考えが理解できません。

反戦プロバガンダを批判するのではなく、なぜ多くの人々を慰霊する場でそのような言動をとる必要があるのか…。こんな本末転倒のやり方で満足しているならば、結果論ではなく過程論に意義がある…なんて今の時代に言えるのでしょうか?結局のところあの?作られたヤジ?によって、翁長さんがプロバガンダを最初に持ち込んだとされています。確かに私もそう思いました。一番まともなことを言っているのが安倍さんのようにもみえていましたから…。

慰霊の日は平和祈念公園の他、多くの慰霊塔前で独自の慰霊祭が行われています。午前からのもの午後からのもの等色々あるものの、開催に関しての問い合わせ窓口が書かれていないこともあり、多くに参列することは難しいと思います。また慰霊の日限定で入館料が無料となる施設もあります。確認できた場所では?平和祈念資料館??平和祈念堂??ひめゆり平和記念館?は対象になっていました。また沖縄全戦没者追悼式前夜祭(22日)や平和祈願慰霊大行進(23日)等色々なことが行われる慰霊の日なので一見の価値はおおいにあると思います。

受け身の情報ばかり集めてもさほど心を動かすようなものに出会うことはほとんどありません。しかし実際にこの目で見て聞いたことは必ず身になると信じています。来年も来ないとな…と改めて感じた沖縄の一番長い日でした。

施設の満足度

5.0

利用した際の同行者:
一人旅
アクセス:
3.0
沖縄清明の丘公園からシャトルバス30分。
人混みの少なさ:
3.0
仕方がありません。
催し物の規模:
5.0
広大な平和祈念公園すべてが会場です。
雰囲気:
3.0
ヤジとマスコミ…最低です。
バリアフリー:
5.0
式典会場には別入口が設けられていました。

クチコミ投稿日:2016/07/12

いいね!:9

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