『王の運命 -歴史を変えた八日間-』を観てきました。

4.5
旅行時期：2016/06（約10年前）

by azuraさん（非公開）

ミナミ（難波・天王寺）クチコミ：170件

心斎橋 BIG STEP 4階にある映画館です。
わりとマニアックな作品を上映する映画館
という認識です。

今回は、原作名は「思悼（サド）」。
邦題は『王の運命 -歴史を変えた八日間-』の
初日第一回目を観てきました。
思悼とは人の名前で、思悼世子のこと。
思悼世子は、朝鮮王朝第21代国王の英祖の
息子で、それを引き継いだ第22代国王の正祖の
父親です。世子とは皇太子。王位継承者であり
ながら、彼は実父である英祖により米櫃に
閉じ込められ餓死するというショッキングな
事件（壬午士禍）が起こります。（実話）
映画はそこに至る経緯が物語られています。

この映画は、諸説ある中の一つ、思悼世子が
狂態をさらしたという事で進んでいくので
私の思っていたイメージとはちがったのですが
俳優さん達の演技は、とても良かったと
思います。

それにしても、我が子を手にかけねばならない
王座というもの… 思悼 = 哀しみを思う。
という諡の深さにも、考えさせられるものが
ありますね。

映画館自体はコジンマリしとしていて
立地も良くて施設としてよいです。
トイレの数がもう少し多いと更によいですね。