明治初期の惨劇の地はひっそりと山奥に有りました
- 4.0
- 旅行時期:2016/06(約8年前)
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by 風待人さん(男性)
津和野 クチコミ:6件
知人のブログで乙女峠の存在を知り、今回初めて行きました。
殆どの方が、キリシタン迫害と言えば江戸時代と思っておられると感じますが裏紙四番崩れは江戸時代末期から明治維新後も続いたキリシタン迫害及び弾圧です。
津和野で生まれた子供10名を合わせて総員163名が乙女峠で改宗を迫られ日夜残酷苛烈な拷問にさらされました。
その内、殉教者36名、信仰を捨てずに生還した者68名、拷問に耐えかねて信仰を捨てた者59名となっています。
信仰を捨てたとされる方々も津和野の地に残り、乙女峠に幽閉された仲間に夜な夜な差し入れを持ち込んだりしながらサポートをしていたそうです。
乙女峠マリア聖堂はマリア像と当時を語るステンドグラスを備えた小さな祈りの場ですが、哀しい歴史を伝える貴重な施設だと思いました。
- 施設の満足度
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4.0
- 利用した際の同行者:
- 一人旅
- アクセス:
- 4.0
- 看板を頼りに山手の方に乙女峠を目指して行けば行き着きます。
- 人混みの少なさ:
- 4.0
- 平日は然程人混みも有りません。
- 見ごたえ:
- 4.0
- この地で殉教した方々が沢山おられることを考えると悲しみが込み上げてきました。
クチコミ投稿日:2016/06/05
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