本丸土塁の隅落とし　はじめは何だかわかりませんでした。

4.0
旅行時期：2016/04（約10年前）

by nichiさん（男性）

上田クチコミ：32件

上田城の千本桜祭りで上田城を訪れました。
もう何度目の上田城か？
歴史好き、真田好きにはたまりません。
今回は年老いた両親も一緒です。
車いすの母を押しながらゆっくりお城のお濠の周りを巡っていると現れます。
お濠の角の土塁の隅を切り込んで丸くなっています。
これは「鬼門除け」で、上田城独自のものだとか。
鬼門除け？
そもそも上田城や藩主屋形（上田高校）の土塁、堀、城下の寺社の配置等には鬼門除けがいくつか見られ、真田氏の頃から設けられていたそうです。鬼門とは北東の方位で、鬼が出入りする方角として忌み嫌われ、建物等の東北の角をなくして隅欠としたり、城下町の鬼門に寺社を置いたりしたともこと。
上田城本丸の土塁は東北の角を切りこみ、やぐら2棟をその両脇に配置していました。堀や土塁の斜面が内側にへこんで見えるのはそのためのようです。
面白いですね。鬼が出入りする方位を丸くするといいそうです。
風水なんですね。
面白い！