奈良の伝統食材を目でも舌でも味わえる「粟 ならまち店」
- 4.5
- 旅行時期:2016/03(約10年前)
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by 実結樹さん(女性)
奈良市 クチコミ:10件
築130年の町屋を改装したお店で、本店の「清澄の里 粟」の支店になります。
「なら町」の町屋で大和伝統食材が頂けるお店です。
予約は必須。旅行の計画が決まったら早めにリザーブしましょう。
「なら町」散策の後予約時間の12:00に店に着きました。
入口近くにはカウンター席もありましたが、一人旅なのに通されたのは奥の土蔵の2階。
隣には先客のカップルが座って居るテーブルが一つだけの狭い空間です。
私が来なければ二人だけの水入らずの個室だったのに何だか申し訳ないように思いましたが、出て来るお料理毎に同じ感動を共有しているので何だか連帯感さえ…
大和の地酒の利酒3種セット(800円)も注文。好みの3種を選べます。
お昼のメニューは「収穫祭御膳」(税抜2900円)から「大和牛と野菜のフルコース」(5,000円)までの4つですが私は一番安価な「収穫祭」にしました。
まず、何種類もの野菜を主にした小鉢の前菜が籠に盛られて登場です。
この出し方は他店でも経験がありますが、見た目が華やかでお料理が引き立ちますね。
土蔵2階への急な階段を上って料理を運んでくれるスタッフは一生懸命に一つひとつのお料理を説明してくれましたが、聞いた事も無い名前の野菜ばかりで覚え切れませんでした。
その後、冷製の3種の牛肉料理のお皿→野菜の炊き合せと天麩羅→黒米の御飯の食事→デザートと続きます。
どのお料理も薄味で素材の美味しさが引き立ちます。
「収穫祭」のコースでは野菜が主なのでちょっと物足りないかも知れませんが、私には丁度いいボリュームでした。
男の人だと大和牛の陶板焼きが付くコースだと満足出来るかも知れません。
陶板焼きを食べている隣のテーブルからはいい匂いが漂ってきました。
最後に事前の予約限定で「粟生(あわなり)」も頂きました。
最高級の粟「むこだまし」を生地に使い、幻の小豆といわれる「白小豆」や「宇陀大納言小豆」の2種類の餡が入っている和菓子です。
お抹茶と共に供されて600円なら高くはありません。食事をした人限定です。
店名は「粟」です。
ここは是非「粟生」も試してみて下さい。
甘党さんには物足りないくらいの上品な甘さの逸品です。
「当日のお品書きを用意し、料理に使っている野菜の名を列記して示してほしい」と帰り際にお願いしました。
この点は是非検討して頂きたいと思います。
奈良に行くなら本当にお勧めの食事処です。
- 施設の満足度
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4.5
- 利用した際の同行者:
- 一人旅
- 一人当たり予算:
- 5,000円未満
- 利用形態:
- ランチ
- アクセス:
- 4.5
- 興福寺や東大寺とはちょっと離れています。「なら町」に行ってこそ触れられる町屋のレストランです
- コストパフォーマンス:
- 4.5
- 奈良らしい食材を堪能出来て、この値段なら、他のお店に遜色ないコスパだと思います。
- サービス:
- 4.0
- スタッフ皆さん一生懸命で好感が持てます。
- 雰囲気:
- 4.5
- 町屋を改装した店内はいかにも「奈良に来た」といった雰囲気で素敵です。
- 料理・味:
- 4.5
- 奈良の伝統食材を使っているお店です。薄味で素材の良さが引き立ちます。
- 観光客向け度:
- 5.0
- 再訪はしない(出来ない)主義ですが、別の季節に奈良に来たならもう一度訪れてもいいかな、と思えるお店です。
クチコミ投稿日:2016/03/23
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