約１４０年ぶりに高い精度での復元が完成

4.0
旅行時期：2015/09（約10年前）

by big eyeさん（非公開）

函館クチコミ：8件

　１８５３年にペリー提督率いるアメリカ艦隊(黒船)が来航、その翌年、徳川幕府はアメリカと日米和親条約を結び，下田と箱館(函館)の２つの港を開港し、その後、箱館とその周辺の江戸幕府の領地の統治と防備、箱館開港に伴う外交関係の処理を行う目的で、１８６４年に五稜郭が建設され、その中に箱館奉行所が置かれた。また、榎本武揚が率いる旧幕府軍と新政府軍との最期の戦いである箱館戦争の戦場となったことで有名ですが、ヨーロッパの築城形式が用いられ、砲撃による被害を出来るだけ少なくするために要塞が特殊な星形をしており、国の特別史跡に指定されています。箱館戦争で破壊され使用不能になった奉行所はその後解体されましたが、２００６年から古写真や文献史料、発掘調査結果等のデータを基に復元整備工事が始まり、５年前の平成２２年夏、昔の建物の全部を中心に全体の約1/3規模ですが、約１４０年ぶりに高い精度での復元が完成しました。幕末から明治維新に至る頃の日本史の知識をある程度もって訪れることをオススメします。受ける感動が違ってきます。入館料は５００円です。