日本庭園の神髄が伝わる。特別公開の「汎庵」および「万里庵」もオススメ。

5.0
旅行時期：2015/11（約10年前）

吹田・万博公園クチコミ：3件

1970年に開かれた日本万国博覧会に合わせて日本政府の出展として造園されたとのことですが、訪れたのは今回が初めてでした。
おかやま後楽園や高松の栗林公園を凌ぐ絶景というのが第一印象。もっとも、京都の寺社庭園のようなスピリチュアルな深みは感じられませんでした。基本的には、日本庭園博物館という位置づけかと思います。
日本庭園の良いところは、季節の変化があり、かつ、樹木の何十年にもわたる「生」を感じさせてくれる点にあると思います。ポット苗を埋め込んだだけの洋式庭園は、見た目は綺麗ですが、そこで植物たちが育っているという感じがしません。
なお、今回は運良く、「汎庵」および「万里庵」の特別公開のチャンスに恵まれ、京都の有名庭園並みの絶景を味わうことができました。2015年の秋の公開は10月31日（土）から11月29日（日）だそうです。