6月23日はなにをする日かご存知でしょうか？

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旅行時期：2015/06（約11年前）

by たかちゃんティムちゃんはるおちゃん・ついでにおまけのまゆみはん。さん（非公開）

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沖縄県南部糸満市の摩文仁丘陵一帯に広がる沖縄県営平和祈念公園は、先の大戦末期第32軍司令部が陥落、日本軍の組織的抵抗が終わった?沖縄戦終焉之地?になります。人が済む沖縄の地を戦場と化し、住人を巻き込んだ?史上稀にみる地上戦?が行われた場所として、反戦と恒久平和の象徴として取り上げられることの多いこの場所では、毎年6月23日に?沖縄戦全戦没者追悼式?が挙行され、沖縄県はもとより日本全国、海外に至るまでの多くの人々が訪れ、戦没者の冥福を祈る日となっています。

平成27（2015）年6月23日、縁があってこの追悼式に参列する機会があり、公式参加外で出席しました。公式参加外というと当たり前と言われそうですが、この公式参加者数というものは新聞で公表された?5,400名?以外の参加者すべてのことを指します。公表される数字ではないものの、約25,000名の?公式参加以外の参加者?を集めているこの式典に於いて?首を傾げる出来事?がありました。新聞にも載っていましたが、某知事の?平和宣言?の内容…。勿論平和宣言の内容として吟味されたものではあるにしても、なぜこの場で?政治的解決?を引き合いに出してしまうのか…、その意図がわかりません。某首相の?平和宣言?を野次る言葉が?式典を台無しにした?と書かれていますが、果たしてそうなのでしょうか。

追悼式というのは、沖縄戦に於いて亡くなられた全戦没者の慰霊のために執り行われているものであり、沖縄県もそのように発表しています。しかしあのように?けしかける?ような内容では、身内から犠牲者を出した?戦没者遺族?はどのように思うのでしょうか？当日会場混雑緩和のため駐車場からシャトルバスで移動する車内で、その遺族感情すら弁えない?抗議行動?を見た花を携えた年配のご婦人が悲しそうな顔をしたのが頭から離れません。

おバカではあれど私も戦没者遺族に含まれています。その遺族から見ての?不快感?は、場所を弁えない抗議活動に対する?しらけ感?と言っても良いように思います。戦後71年という言葉は?存在しない?と言われる方が少なからずいらっしゃいます。その言葉には、遺族の高齢化によって、来年式典に参加できるかわからないという?現実の問題?が関わっています。1年365日あり他の日に反戦運動をするのは、?戦争につながること?を未来に残さないその考えには賛同するものの、追悼式当日会場で敢えて行うことの?無意味さ?を感じずにはいられません。

歴史を知らずして未来を語れず…、在り来たりの言葉ではあるもののそうなる未来を危惧してしまった一日でした。