蔵のイメージを一新させられた横手市増田の蔵
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- 旅行時期:2015/07(約10年前)
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by urufeeさん(男性)
横手 クチコミ:2件
横手市の増田町と言えば蔵の街です。今まで会津喜多方などの蔵町も見ましたが、一寸イメージが違い驚きました。何軒かは内部観覧も出来ます。今回はそんな中の一つ、”佐藤又六家”だけ内部見学してきました。
佐藤又六家は増田町の現存蔵の中でも最も古い蔵の一つ。明治前期の建造で国登録有形文化財になっています。現在は13代目の又六氏が所有者になっていて、観覧料200円払って、奥さんとご主人に内部を丁寧に案内して貰いました。
今まで蔵というと、白壁の重厚な物とのイメージだったのですが、増田町では散策していても余り蔵というイメージが沸きませんでした。奥さんに説明して頂きました。増田町は豪雪地帯なので、蔵の壁が水分で痛む為、蔵全体を板壁で覆うのだそうです。どうりで街を散策していても、普通の大きな民家に見えた筈です。勿論、蔵は火災時の延焼防止が期待される訳ですが、外側の板壁が燃え尽きても内部の蔵部分が残るので、延焼防止効果は十分有るのだそうです。まさに豪雪地帯の知恵と感心しました。
またご主人は上述のように”13代目又六”さんですが、幼名を変えて由緒有る”又六”を継承されたそうです。豪雪地帯で歴史を守り通すことの大変さと、その心意気に感じ入りました。
- 施設の満足度
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5.0
- 利用した際の同行者:
- 一人旅
クチコミ投稿日:2015/11/05
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