秘境にある天空の湿原
- 4.0
- 旅行時期:2015/10(約9年前)
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by しそまきりんごさん(男性)
枝幸・中川・音威子府 クチコミ:60件
道北の奥地にある湿原です。
秘境の湿原と書いている観光案内もあります。
国鉄時代に日本一の赤字ローカル線とも言われた美幸線の終点、仁宇布から10km弱、山に入ったところにあります。
標高797mの高地にあり、山の頂上付近が台地上の平らな地形で湿原になっています。
一周1.2kmの木道を巡ると、湿原の草原にアカエゾ松が林立し、空が草原の縁まで迫り、天空の湿原に来たんだなという感じがします。
訪れた時は、人が誰もおらず、枯れ草色に染まった湿地に風が吹き渡る音がするのみでした。
紅葉を期待しましたが、2015年は10月上旬では微妙に早い感じでした。
なお、湿原では草地が枯れ色に色づくぐらいで、木々の紅(黄)葉が楽しめるのは、到着するまでの道のりです。
途中から分岐した道の先にある雨霧の滝や女神の滝では、滝に紅葉が一層映えて更に良いです。
松山湿原へのアクセスは、仁宇布の集落から天竜沼まできれいな舗装道路で、車で行くことができます。
(仁宇布~3km~松山ゲート~5km~天竜沼)
ただし、麓の松山ゲートからは1車線のみで、まもなく上り坂となります。
急な箇所でも勾配は10%は無いでしょうから、普通の車で十分に行けます。
しかし、舗装はきれいなのですが、枝葉が結構落ちていました。
天竜沼では20台ほど停められそうな駐車場があり、簡易トイレが設置してあります。
そこからは完全な登山道で、900m、急登が続きます。
500mほど行ったところにある展望台付近で周囲の山地の視界が開けてきます。
湿原に上がってしまうと、空の縁が湿原まで接していて、周囲の山並みが見渡せるという感じではありませんでした。
秘境だけあり、物の調達は難儀します。
美深の街で全てをそろえておくことをおすすめします。
仁宇布では自販機はありましたが、お店はにわかには見当たりませんでした。
- 施設の満足度
-
4.0
- 利用した際の同行者:
- 一人旅
- アクセス:
- 1.0
- 景観:
- 4.0
- 人混みの少なさ:
- 5.0
- バリアフリー:
- 1.0
クチコミ投稿日:2015/10/07
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