「番町皿屋敷」のお菊さんの皿が納められている寺
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- 旅行時期:2014/02(約12年前)
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by yoshimune-kunさん(男性)
和歌山市 クチコミ:65件
和歌山市内にある「寺町通り」と呼ばれる通りの中ほどに「窓誉寺」という寺院があります。
このお寺が、あの有名な怪談「番町皿屋敷」にゆかりのある寺だというのをご存じでしょうか?
番町皿屋敷とは、江戸時代、江戸五番町にあった青山主膳の屋敷に奉公していた「菊」という女が、主膳の大事にしていた皿10枚のうち1枚を割ってしまったことに始まります。主膳は罰として菊の中指を切り落とし、一室に監禁しますが、菊はこっそり部屋を抜け出して裏の古井戸に身を投げます。それ以降、毎夜毎夜、井戸の底から「いちまい、にまい、・・・」と皿を数える女の声が屋敷中に響き渡り、主膳らを恐怖に陥れる・・・というお話です。
皿屋敷の話には後日談があり、お菊の亡霊に責めさいなまれた青山主膳は、和歌山に住んでいた伯母エイに問題となった皿を預け、エイがこれを自らの菩提寺であった窓誉寺に供養のために持ち込んだのだそうです。これを預かった窓誉寺の第三世住職である良天大和尚が盛大に供養を行ったところ、主膳の屋敷の怪異はぴたりと収まったとか。
現在、窓誉寺にはお菊の皿が7枚(1枚はお菊さんが割り、あとの2枚は行方不明だそうです)保管されています。残念ながらこの皿は非公開ですが、境内には「お菊地蔵」と呼ばれるお菊さんを供養するためのお地蔵様が祀られており、こちらは誰でもお参りすることができます。
- 施設の満足度
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4.0
- 利用した際の同行者:
- 一人旅
- アクセス:
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- 人混みの少なさ:
- 3.0
- バリアフリー:
- 3.0
- 見ごたえ:
- 3.0
クチコミ投稿日:2015/10/06
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