眼鏡橋沿いの路地裏入ってすぐ、なつかしのちんちん電車が入り口です。

5.0
旅行時期：2015/10（約10年前）

by まこっちさん（女性）

長崎市クチコミ：3件

夕方に眼鏡橋を散策後どこか食べれるところはと歩いていて見つけました。
店舗に正面からたたずむ昔ながらの電車の入り口を手動開閉で、開ければレトロ感満載の店内が広がります。実際に使用していた電車のつり革やソファーを使用し、長いガラステーブルの中は巨大な電車のジオラマ。入り口からして壮ですが本当に昔の電車に乗り込んだ気分になります。またメニューも手描きで、テーブルごとに書いてあるものが違ったり。
店内には個人の写真家の方の作品が展示してあり、昭和27年撮影と平成24年撮影の同じ構図の軍艦島の写真にはなんとも言えない感動を覚えました。

またこのとき偶然ですが、その撮影をされたご本人が食事に来店され（常連の方でした）あちらから話しかけて下さいました。
年配の方でしたが、作品の背景や長崎の今昔の話、しいてはご本人の話まで。とても色濃い貴重な時間を過ごすことが出来ました。
記念にととって下さった店内での私と友人がトルコライスを持っている写真は貴重な宝物です。
店主も温かい方でそれをほほえましく見守っていて下さいました。

肝心の食事もトルコライスはナポリタン・サラダ・ポテトサラダ・カレーピラフにカツと、どこか懐かしい昔ながらの盛り付けに心踊り。友人が頼んだオムライスも綺麗な卵の丸みに思わず食べあいっこしました。

中々観光地の飲食店だと地元の方と触れ合う事が無いのが常ですが、此処ではまるで自分もこの土地に以前から住んでいるような妙な安心感があります。

とても気に入ったので、また長崎に行く際にはぜったい食べに、「帰ろう」と思っています。