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高山の古い町並み

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高山の古い町並みには秘密がいっぱい♪

  • 4.0
  • 旅行時期:2015/09(約10年前)
ウェンディさん

by ウェンディさん(女性)

飛騨高山・古川 クチコミ:6件

高山は徳川幕府の直轄地であり、小京都とも呼ばれた古い街並みが有名なところだ。
漆黒に塗られた木材が作る整然とした町並みの様子は、他の小京都、小江戸と呼ばれる都市とは異なる美しさだ。

この高山の町並みの美しさ。
この美しさは、何の理由もなく生まれたわけではない。
この町の誕生には、飛騨木材を扱う商人たちの知恵が詰まっている。

例えば、高山の木造建築物の軒先の高さと建物の面位置。
高山の町並みでは、何処の路地へ入ってもほぼ一直線に建物の面が揃い、その軒の1階部分の高さも同じ位に揃えられてある。
それ故に、高山の町並みは非常に整然とした町並みに見えるのだが、実はこの揃えられた軒の高さや立面には理由があるそうだ。
その理由とは、この高山を支配していたお代官様に対する対策。
江戸時代の飛騨高山は幕府の直轄地で、陣屋と呼ばれる代官所が建てられていた。

高山の町人たちは、飛騨木材で財を成したどちらかと言えば富豪に入る方々が多く、大きな建物、豪華な建物を建てようと思えば建てられるだけの財力はあった。
でも、小さな村の中で大きな建物を建てたりして不用意に目立ちすぎるとお代官様の目についてしまい、不利益を被ることも予想された。
だから、商人たちは相談して、みんなで軒の高さや建物の面位置を揃えて、誰か一人が目立つようなことの無いようにしましょう~と話し合ったのが、この町並みが出来た始まりだと云う。

また、黒褐色に塗られた高山の町の色や町屋の屋根の角度にも、町人たちの知恵や心意気が隠されている。

高山の町を散歩する時、少しでもそんな知識を持って歩くと、今まで見えていなかった新たな発見があり、町歩きを更に楽しめるかもしれない。

施設の満足度

4.0

利用した際の同行者:
家族旅行
アクセス:
4.0
古い町並みがあるさん町地区へは、駅から徒歩10〜15分
人混みの少なさ:
3.0
混んでいました。朝市も、10時半ごろには商品がなく・・・
見ごたえ:
4.0
町歩きだけでも楽しいですが、町屋の内部見学もお勧め

クチコミ投稿日:2015/09/30

いいね!:4

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