「和佐富士」との異名を持つハイキングに適した山
- 4.0
- 旅行時期:2013/08(約12年前)
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by yoshimune-kunさん(男性)
和歌山市 クチコミ:65件
高積山は、和歌山市東部にある標高237mの山で、麓には「高積神社下の宮」、算長には「上の宮」があり、その参道が手頃なハイキングコースになっています。
また、その道沿いにはさまざまな見所があり、さながら「パワースポット街道」のような雰囲気もあります。
上りはじめてしばらくすると左手に見えてくるのが福地蔵尊と「南無阿弥陀佛」の石碑。この石碑は、徳本上人(とくほんしょうにん)の名号碑(みょうごうひ)といわれ、江戸時代に全国を行脚して「南無阿弥陀仏」と念仏を唱えることで人々を救ったとされる徳本上人ゆかりの碑です。文化9(1812)年、上人は紀州藩十代藩主徳川治宝公に招かれてこの高積山に庵を設け、同11(1814)年まで約2年間、この碑の近くに滞在したと伝えられています。
道路の脇には、「一丁」「二丁」と記した標石があり、山頂までの距離を示しています。下の宮付近が八丁、山頂が一丁となっており、これを目安にすれば山頂までのだいたいの距離が判ります。
尾根に出ると、左に高積神社上の宮、右に行けば城ケ峰へと至る分岐点に梵字の刻まれた標石があります。この梵字は、観音菩薩や勢至菩薩、阿弥陀如来、大日如来などを表しているそうで、この場が山岳修験などの行場としても利用されたのではないかと思わせます。
下の宮から約40分ほどで尾根まで到着します。距離は短いのですが、結構な斜度がある登山道ですので、キャラバンシューズなどしっかりした靴で歩かれることをお勧めします。
- 施設の満足度
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4.0
- 利用した際の同行者:
- 一人旅
- アクセス:
- 3.0
- 旧中筋家住宅から南へ約300mにある公共駐車場が利用できます
- 人混みの少なさ:
- 4.0
- バリアフリー:
- 2.0
- 健常な方であれば問題のないハイキングコースです
- 見ごたえ:
- 5.0
クチコミ投稿日:2015/09/04
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