万葉集の歌枕 「蛇島」の別名も
- 4.0
- 旅行時期:2014/11(約11年前)
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by yoshimune-kunさん(男性)
高野山周辺 クチコミ:12件
紀の川の中州にある島で、南北両岸には万葉集の歌枕として知られる「妹山(いもやま)」「背山(せやま)」があります。
船岡山には、地元のロータリークラブが万葉学者の犬養孝氏に揮毫していただいた石碑が建立されており、
勢の山に 直に向へる 妹の山
事聽せやも 打橋渡す
という歌が紹介されています。
意味は、「背の山の真正面にある妹の山は、背の山が通ってくることを許したのだろうか、二つの山の間の紀ノ川に、打橋が渡されているのだから」と解説されています。
島の中央には弁財天を祀る厳島神社があります。江戸時代に社殿が焼失したとのことで創建の由来等は判らないそうですが、ご祭神の市杵嶋姫命は「神に仕える島の女性」という意味を持っているそうですから、もともとはこの船岡山自体をご神体としてお祀りした神社であると思われます。
また、この島は地元の人からは、通称「蛇島(へびじま)」と呼ばれています。
名前の由来はよく判らないのですが、厳島神社のご神体が白蛇であるという説や、その昔、洪水で紀の川が増水したときにこの島に大量の蛇が流れ着いたからだ、との説などがあるようです。
- 施設の満足度
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4.0
- 利用した際の同行者:
- 一人旅
- アクセス:
- 3.0
- 県道和歌山橋本線沿い、駐車場あり
- 景観:
- 4.0
- 人混みの少なさ:
- 4.0
- バリアフリー:
- 3.0
- 狭い吊り橋を渡っていきます
クチコミ投稿日:2015/08/06
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