首から上に霊験あらたか! 偉大な仏師の碑「能光尊」
- 3.5
- 旅行時期:2015/06(約11年前)
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by yoshimune-kunさん(男性)
高野山周辺 クチコミ:12件
九度山町の慈尊院から「道の駅 柿の郷くどやま」へ向かう道の途中に、「能光尊」と書かれた石塔があります。
これは、名工として知られる仏師能光(のうこう)を祀った碑です。
能光は、備前(岡山県)美作郡の生まれで、九度山に住居し、永治元年(1141年)には高野山中門の多聞天、持国天の像を製作したのをはじめ、多くの仏像を彫刻した偉大な仏師です。
高野山の歴史が綴られた「高野春秋編年輯録」によれば、「象牙で笛を作り鳥羽院に奉献した」と記され、「希代の妙工」と讃えられているばかりか、「木馬を造り、これに乗って京都まで行った」という、にわかには信じがたいような話まで残されているそうです。
また、この碑は、首から上を病む人に霊験あらたかであると伝えられており、多くの人々の信仰を集めています。毎年4月第1日曜日には盛大に供養祭が開催され、大投餅などが行われています。
ちなみに、地元の人々はこの碑を親しみをこめて「のうこんさん」または「のんこんさん」と呼んでいるのだそうです。
- 施設の満足度
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3.5
- 利用した際の同行者:
- 一人旅
- アクセス:
- 5.0
- 南海高野線九度山駅から約1.5km、道の駅「柿の郷くどやま」から約300m
- 人混みの少なさ:
- 5.0
- バリアフリー:
- 3.0
- 見ごたえ:
- 3.0
クチコミ投稿日:2015/07/28
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