世界に恥ずべき負の遺産
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- 旅行時期:2015/05(約9年前)
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by bluejaysさん(男性)
朝来・生野 クチコミ:7件
八鹿高校事件は、部落解放同盟系の生徒が同和研究会を設置させてほしいと申請したのに対し、すでに全国部落解放運動連合会系の同和研究会があるという理由で学校側が拒否したのを、部落解放同盟が差別であるとして教職員66名を体育館に監禁し「糾弾」した事件である。教職員はメリケンサックで殴られ、一説によるとレイプされたとも言われるが、29名が重傷・1名が危篤となったこの事件は刑事事件となり、M尾被告らの有罪で結審した。にもかかわらず、「勝利記念碑」が養父市の八鹿高校からこんなに遠い朝来市の沢部落に建てられたのは、いかなる了見なのか。
石碑には「教師たちを反省させ」「憲法の十四条に根拠を置く糾弾闘争の正当性を判決した」と刻まれており、それは判決文の中に「糾弾は、もとより実定法上認められた権利ではない(中略)一種の自救行為として是認できる余地がある」とあるのを指しているのだろうが、差別を公序良俗の範囲内において糾弾できるなど、裁判するまでもなく当たり前のことである。そのあと「糾弾のためとしても社会的に相当と認められる程度を明らかに超えている」と当然のように書かれているから、八鹿高校事件判決は、公序良俗の範疇を越えた暴力が裁かれたことを示しているにすぎない。
この石碑の「勝利」の部分は、しばしば「敗北」と落書きされるので、今では石碑周辺が立入禁止になっている。なお結審後、八鹿高校は2校に分割され、同和研究会は廃止され、M尾被告は部落解放同盟を除名された。いったい誰が「勝利」したのか。
私は世界の文化遺産を数多く見てきたが、人類史上これほど恥ずかしいものは後にも先にも見たことがない。
- 施設の満足度
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5.0
- 利用した際の同行者:
- 一人旅
- アクセス:
- 4.0
- 青倉駅から徒歩15分
- 人混みの少なさ:
- 5.0
- 人はいない
- バリアフリー:
- 1.0
- 立入禁止
- 見ごたえ:
- 5.0
- 日本人として是非一度は見てほしい
クチコミ投稿日:2015/06/14
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