奥日光のその奥。大日本帝国の行き止まりの地
- 5.0
- 旅行時期:2015/06(約11年前)
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by Flocons-de-neigeさん(男性)
日光湯元温泉 クチコミ:1件
奥日光の最深部に位置する静かな湖です。夏期は国道で群馬の沼田方面に抜けられますが関東より東日本での最高峰の日光白根山をはじめとした2000m級の高山が屏風のように立ちふさがる秘境。湯元は温泉があるため、宿泊施設も比較的多くありますが、ほかの施設は少なく湯の湖の周囲も湯元温泉以外は人も少ないです。遊歩道は整備されていますので歩きやすく、春、初夏はアズマシャクナゲやツツジが新緑とともに目を楽しませてくれます。一見豊かな森に見えますが、土地は流れ出た溶岩の硬い岩で、大木も深く根を張れず、岩の隙間にびっしりと根を張り巡らせてへばりついている様子がそこら中で見られます。それでも厳しい風に押し倒された木がまた上に向かって枝を伸ばす様子など、生命のたくましさを垣間見られます。
湯元は第二次世界大戦の終戦間際、降伏に反対する軍の勢力の動きが不穏さを増していたときに日光田茂沢の御用邸に疎開されていた皇太子殿下(現在の天皇陛下)が、ひそかに当地の旧南間ホテルに居を移されていた場所なのです。昭和の日本の行き止まりの場所と思うとまた別な感慨があります。皇太子殿下の宿泊されていたホテルはすでにありませんが(現在は新築された建物がおおるりホテルに経営を変えて営業しています。)建物は益子町に移築されており、昭和55年の栃木国体の際に再訪された皇太子ご夫妻が昼食をとられて、大変懐かしがられたという話です。
- 施設の満足度
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5.0
- 利用した際の同行者:
- 一人旅
- アクセス:
- 4.5
- 景観:
- 5.0
- 人混みの少なさ:
- 3.5
クチコミ投稿日:2015/06/09
いいね!:3票
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