下田の鰻といえば!
- 4.0
- 旅行時期:2012/09(約12年前)
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by After9さん(男性)
下田 クチコミ:46件
下田港の漁師町の佇まいの中にある老舗鰻屋!
下田で一番古い鰻屋と言われているのがここ小川家!
昭和の初期の頃に先代が東京の神田にて創業し、日本橋に移った後に下田に移ったという歴史がある!!
鰻といえば、土用丑の日に食べるが、ここでは土用丑の日が定休日!
その背景には、直木賞受賞作の家高橋治氏の 片意地へんくつ一本気
という作品の中の人物像がこの鰻屋の先代!
「土用丑の日が定休日」という初代の主人のへんくつな意思は歴史が変わた今ではここ小川家でも引き継がれているという!
片意地へんくつ一本気―下田うなぎ屋風流噺
さて、店の営業は11:30からなので開店と同時刻に電話予約したが、11:30ちょうどに焼き上げるので少し前に来るようにとの指示通りに11:15分に暖簾をくぐる!
1Fの奥の小上がりが予約席!・・・猛暑の中で歩き疲れたのできゅ~っとビールを飲みたい気分だが車の運転があるのでお茶で我慢・・・酒は飲めないが肝煮を注文し、鰻の登場まで口の寂しさを紛らわす!
鰻やドジョウの水槽で元気に泳ぐ姿と循環させる水の音が物静かな店内のBGMとなり癒される!
鰻重は「松・竹・梅」と鰻の大きさによって3択だが、電話予約の時に「今日は竹だけです」との事で今日のうな重は無条件で竹となった!
11:30の定刻に、うな重(竹)がテーブルに3つ並ぶ!!
肝吸と香の物が付く!
鰻は国産で、三河産や地元静岡の吉田のものなどこだわりの活うなぎを使用!
蓋をあけると艶やかな鰻と共に備長炭で焼かれた香りがふわ~っと漂う!
小川家の初代は江戸時代から続く東京の鰻の名店「野田岩」の流れを継いでいるという!
関東と関西で鰻の裁き方や焼き方が異なるがここは中間地点の静岡県!
口にする前から見た目でもわかるふっくら蒸してから焼いた関東流である!!
口にすれば、蒸し焼き特有のタレが染み込んだふっくらした身!
皮の堅さも消えて、くちの中でとろける鰻で臭みなどは一切無い上品な味わい!
タレの色は透明感のある茶褐色な飴色で、角が無いが甘さ控えめで実に上品!
埼玉県川越市の名店「小川菊」に似ている様に思える・・・そういえばここも”小川”つながりだ!
最近、体調で胃の調子がよくなかったが、最後まで胃もたれする事無く最後の米一粒まで完食!
下田の老舗鰻屋の実力は本物である!!
「ごちそうさまでした!」
ブログ(UMA SOUL/ウマソウル)からの投稿です↓
http://umasoul.blog81.fc2.com/blog-entry-1019.html
- 施設の満足度
-
4.0
- 利用した際の同行者:
- 家族旅行
- 一人当たり予算:
- 3,000円未満
- 利用形態:
- ランチ
- コストパフォーマンス:
- 4.0
- 雰囲気:
- 3.5
- 料理・味:
- 4.5
クチコミ投稿日:2015/04/28
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