列車待ちの時間にも見られる駅前のカタクリの群生地

3.5
旅行時期：2015/04（約11年前）

ニセコクチコミ：28件

ニセコ駅から200ｍほど。カタクリの花の名所です。だいたいゴールデンウィークの頃が見頃なので、そのころ、駅を訪れたらついでに寄ってみるとよいです。
駅前の高さ2～30ｍほどの斜面に桃色のカタクリ、青いエゾエンゴサク、白いアズマイチゲなどの花々が咲き乱れます。晴れた日などは、まだ見通しの利く樹林の先に白い雪をかぶったアンヌプリが見えます。斜面の上まで上がると羊蹄山の雄壮な姿。宅地にはなっていますが、ちょっとした草原の広場があります。
斜面には一部、雪も残っていて、融けだした水で少しぬかるんでいる箇所もありました。ニセコに来るまでの列車の中から、札幌とは打って変わって、平地でも雪の残る原野がところどころ見られました。道内では、他に旭川の男山自然公園（突哨山）や嵐山公園（北邦野草園）、深川の丸山自然公園、浦臼町の浦臼神社などが見所です。花の時期は、ニセコはわずかに遅れるようですが、それでもほとんど同時期に咲いていました。
ニセコは、規模では男山には全くおよびません。しかし、他のカタクリの名所が駅からは離れているのに対し（一応、近くを鉄道が通る）、ニセコは駅前なので、アクセスしやすいです。列車の待ち時間などを利用して訪れても良いですが、夢中になって乗り過ごしには気をつけて…。