白石正一郎(高杉晋作等のスポンサー)邸の跡地
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- 旅行時期:2015/04(約11年前)
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by tadさん(男性)
下関 クチコミ:143件
下関の史跡スポットをこのところ追っていたが、下関駅に行ったので、そこから近い白石正一郎邸跡を写真に収めた。白石正一郎は、維新の舞台裏を支えた商人で、白石邸には名だたる維新の志士達が来訪し宿泊した。白石の日記に残された名前だけで400人前後だそうだ。宮崎正弘(別冊正論16号、2011年10月)の論による。そこでは、白石に世話になった人たちのリストがあるが、西郷隆盛を先頭に、一部あげると、坂本竜馬、大久保利通、中岡慎太郎、中山忠光、三条実美、野村望等尼、平野國臣、真木和泉等。長州の志士達は多いので省略。)その論によると豪商だというには大げさなようだ。しかし、彼はほとんど破産するまで高杉晋作の奇兵隊に資金をつぎ込んだ。奇兵隊の事実上の共同創立者は白石だと宮崎の論は断じている。晋作の葬儀を取り仕切ったのも白石だ。さらに、維新後、赤間神宮の宮司となった。下関市吉田の東行庵には高杉晋作の近くに白石の墓もある。下関駅のすぐ近くの大歳神社の鳥居の寄進者としても白石の名前は残っている。宮崎の論によると桜山神社招魂場の志士の墓の中にも白石正一郎の碑はあるとのことだが、この前、行った時はどれか、わからなかった。
そういった白石の僅かな軌跡のなかで、この駅に近い中国電力下関支社の一角にある白石邸跡地が一番目立つところだ。なお、志士達を支援した人に白石と並んで忘れてはならないのは入江和作だが、あまり話題にはならない。
- 施設の満足度
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4.0
- 利用した際の同行者:
- 一人旅
クチコミ投稿日:2015/04/10
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