村を百年守った堤防
- 4.5
- 旅行時期:2013/09(約12年前)
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by bluejaysさん(男性)
湯浅・広川 クチコミ:3件
広村は湯浅湾の最奥部に位置するため、古くから何度も津波の被害を受けてきた。そのため室町時代には、畠山氏が堤防を築いている。
1854年の安政南海地震は、村に再起不能とも言われる爪痕を残した。浜口梧陵は1858年、畠山氏堤防の後方に私財を投じて広村堤防を築いた。これは職を失った人々に仕事を与え、被災地からの離散を防止した公共事業という観点からも評価される。
防波石堤・防波林・防波土堤の3段構えの堤防は珍しい。梧陵は「住民百世の安堵を図る」と抱負を述べたが、広村堤防は1946年の昭和南海地震でも、村を津波から救った。
- 施設の満足度
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4.5
- 利用した際の同行者:
- 一人旅
- アクセス:
- 3.5
- 人混みの少なさ:
- 4.5
- 見ごたえ:
- 4.5
クチコミ投稿日:2015/03/25
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