原爆被害を学ぶなら、必ず訪れたい場所です
- 4.0
- 旅行時期:2015/03(約9年前)
-
by 木枯らし紋次郎さん(男性)
長崎市 クチコミ:10件
「長崎の鐘」で有名な永井隆博士が、逝去までの三年間を暮らした場所として有名。「如己堂」という名前の由来は「己の如く人を愛せ」という言葉からきているそうだ。
実際に行ってみると、「こんなに小さな家なのか!」と驚かざるを得ない。
部屋は十字架を置く場所があり、畳の上に布団を敷き机を置くだけの広さがあるだけだ。
戦後の物資不足の時代とはいえ、長崎医科大学助教授・医学博士という肩書の人物が、ここで静かに執筆活動をしていたとは、その清貧な精神力に感嘆せざるを得ない。
私は宗教を信じるものではないし、むしろその副作用を嫌う人間だ。けれども、マザー・テレサとか、レ・ミゼラブルのミリエル司教など、ときに、いや稀に(笑)、宗教が人間離れをした人格の持ち主を産むことは否定しない。
永井博士もおそらくその一人だったのだろう。
かつて原爆投下後の荒野と化していた如己堂周辺ですが、現在はとても静かな住宅街になっています。
- 施設の満足度
-
4.0
- 利用した際の同行者:
- 一人旅
- アクセス:
- 4.0
- 平和公園からはやや歩きますが、遠いわけではありません。
- コストパフォーマンス:
- 5.0
- 如己堂を見るだけなら無料。となりの「永井隆記念館」の入場料は100円のみです。
- 人混みの少なさ:
- 4.0
- 平日であれば、本当に静かな場所です。
- 展示内容:
- 4.0
- ガラス越しにしか見えませんが、伝わる感動は大きなものがあります。
- バリアフリー:
- 2.0
- スロープはたしか設けられていなかったような?
クチコミ投稿日:2015/03/06
いいね!:0票