オールコックの愛犬トビーの墓

4.0
旅行時期：2015/02（約11年前）

熱海クチコミ：1件

オールコックの愛犬トビーの墓を「どうでも良い観光地です」と思われた方がいてとても残念です。オールコックは、外国人として初めて富士登山を許されて登った方として知られています。そのオールコックが熱海を訪問して、愛犬トビーが大湯の熱湯に触れて死んでしまったとき、地元の人たちはトビーを手厚く葬り、それに感激したオールコックはイギリスに帰国後、日本人の優しさを書き残し、熱海の人たちのことも紹介されたので、イギリス人の日本人に対する見方が変わったといわれています。これは日本人のおもてなし精神にも通じる出来事だったのではないでしょうか。ちなみに大湯間歇泉の隣には「市外電話発祥の地」の碑と当時のものを再現した白塗り六角形の電話ボックスがあり、公衆電話が設置されています。東京で電話交換業務が始まる約２年前の明治２２年に東京ー熱海間の電話回線が開通しています。当時、多くの政治家・政府高官が熱海を訪れていたので、東京と連絡をとる必要があったと言われています。