龍田大社は大和川の脇に、背景には三室山 万葉の時代を感じる
- 5.0
- 旅行時期:2012/11(約13年前)
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by 河内温泉大学名誉教授さん(男性)
信貴山 クチコミ:10件
千早ふる神代も聞かず竜田川 からくれなゐに 水くくるとは (在原業平)
この超有名な和歌も、古典落語「千早振る」では次のような展開になる。竜田川という四股名の相撲取りが出世するまで女人を絶った。見事大関に昇格した竜田川は吉原へ遊びに行くが、千早という花魁、その格下の神代にも振られる。落胆した竜田川は故郷へ帰り家業の豆腐屋を営んでいるが、そこへ落ちぶれた千早がおからをくれと懇願にやってくる。おからを貰えなかった千早は井戸に入水して果てる(水くくる)という。長屋の物知りが和歌の意味を聞かれて、知ったかぶりしてこの一段を語ります。付け足しですが、「とは」の意味を聞かれた物知りは千早の本名という。
名作もたまったものではありません。現在竜田川と呼ばれているのは「平群川」であり業平が歌った龍田川とは全く別であるというのが有力な説です。大和川は古の時代には、龍田大社付近では龍田川と呼ばれていました。神代の時代はわかりませんが、今の竜田川では浅くて、水くくるのは無理でしょうが、本来の意味とは別です。
その龍田大社の紅葉は写真の通り見事でありました。その少し先には大和川(龍田川)がとうとうと流れていました。
- 施設の満足度
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5.0
- 利用した際の同行者:
- 一人旅
- アクセス:
- 4.0
- 人混みの少なさ:
- 5.0
- バリアフリー:
- 3.5
- 見ごたえ:
- 5.0
クチコミ投稿日:2014/12/14
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