観音様のお顔が皆違う、正に千差万別・千変万化！

5.0
旅行時期：2014/10（約11年前）

東山・祇園・北白川クチコミ：8件

お堂の中に足を踏み入れて数多の観音様を見た瞬間、俗世間を断ち切る様な神々しい空気に身を包まれ震えて行くのを感じました。
中央の巨像（中尊）を中心に1001体と言う数え切れない程の千手観音立像（全てご本尊）、その圧倒的な迫力にビックリ、でも一つ一つ眺めているうちに、必ず会いたい人に似ている像があるという言い伝えがあるのか、何故か心ほのぼのと温かい気持ちが湧いてくるのです。何とも言えない不思議な世界に紛れ踏み込んで行く雰囲気に包まれていく様な思いがしてきました。
そんなお堂の三十三間堂は、ＪＲ京都駅から程近い所にあります（徒歩で10分位）。柱間が33あるという事ですが、その33と言う数は、観音菩薩の変身したお姿が三十三あると言う処からきているそうです。更に、お堂の両端には、躍動感溢れる鎌倉彫刻の名作「風神・雷神の像（国宝）」、手前には、観音様（仏教）とその信者を守ると言われる「観音二十八部衆（国宝）」の神々が迫力ある姿で立ち並んでいます。
何れも、立ち去り難い風情を一杯たたえています。又、頭痛封じのご利益がある由、そのお守りを買い求めて、お堂を後にしました。