地元にゆかりの文化人を紹介
- 4.5
- 旅行時期:2014/09(約11年前)
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by たびたびさん(男性)
姫路 クチコミ:73件
姫路文学館の建物は、安藤忠雄の設計。しかし、この建物は入口がどこにあるのか分からない。どうしたんでしょうか。何か行き違いがあったんでしょうかね。
さて、地元にゆかりの文化人を紹介しています。ルーツがここという司馬遼太郎のコーナーと和辻哲郎もこちらが出身なんですね。私は、この二人を並べると、ちょっと感慨深いものがあります。というのも、和辻哲郎は、古寺巡礼の中で、神や仏を表現するのに、理想的な人間像の延長線上に神を表現した民族と仏の仮の姿として人間像を利用しただけの民族がいると述べていて、はっとさせられました。
司馬遼太郎は、登場人物を鮮やかな切り口で切り取ってくれるし、それで読み手はすっきりする。しかし、私にはどうもしっくりこない面もあって、それは、時代と人間の関係。時代背景を説明して、その人間を明らかにしようとする視点と人間を通じてその時代を明らかにしようとする視点があると思うのです。司馬遼太郎は、明らかに前者。私は、後者を求めているような気がします。和辻哲郎は、私にとってはそのヒントをくれた人なんですが、いかがでしょうか。
- 施設の満足度
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4.5
- 利用した際の同行者:
- 一人旅
- アクセス:
- 4.5
- コストパフォーマンス:
- 4.5
- 人混みの少なさ:
- 4.5
- 展示内容:
- 4.5
- バリアフリー:
- 3.0
クチコミ投稿日:2014/09/19
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