人生６０年＋αで、初めて祇園閣に登る

4.5
旅行時期：2014/09（約11年前）

東山・祇園・北白川クチコミ：5件

祇園閣は、昭和３年に祇園祭りの山鉾を模して建てられた高さ３６メートルの楼閣で、高台寺のあたりからはかなり目立って見えます。学生時代は、これが八坂の塔だと勘違いしていたことがありました。
もともと、大倉男爵の別荘に建てられたもので、昭和４８年に、大雲院というお寺が高島屋との土地交換によって四条寺町から移転したことにともない、内部に阿弥陀如来像が安置され敦煌の壁画が描かれました。ふだんは非公開で、今回、「第39回京の夏の旅　7月12日～9月30日」の特別公開で、初めて見学することができました。
最上階からの眺めは抜群でしたが、残念ながら内部および眺望は写真撮影禁止となっていました。

このほか境内には石川五右衛門の墓と、織田信長・信忠の碑があります。石川五右衛門の墓は、昭和54年に四条寺町より移転したそうです。なぜ大雲院にあるのかと言えば、五右衛門が釜ゆでにされる前に市中を引き回され、大雲院（当時は四条寺町下ルにあった）の前に至った際、そこで住職に引導を渡された縁によるとのことです。