彫刻家、砂澤ビッキ氏の作品を展示しています
- 3.5
- 旅行時期:2014/08(約10年前)
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by しそまきりんごさん(男性)
枝幸・中川・音威子府 クチコミ:60件
ここは、漂泊の彫刻家の3つ目のアトリエだったところ。名前もそれに因んだものとなっています。円空仏を思わせる荒々しい彫りの作品が飾られていました。
入口をくぐると北海道の荒々しい冬の風の音が流れ、作品を演出していました。古い学校の校舎を利用しているという建物ですが、中はきれいに美術館として改装されています。小さな建物の中には、おしゃれなバーもありました(コーヒーがいただけるようです)。
建物は、靴を脱いで入ります。入口近くでは、建物の中なのに、床に木のチップが敷き詰められていておもしろかったです。中には、演出で暗くなっている箇所や、本当に真っ暗な部屋もありました。
“樹気との対話”…満身創痍の彼が死の5日前に残した語句を引用して名付けられたこの部屋では、真っ暗な部屋の中、水の音が聞こえ、ほのかな光に彼の作品が浮かび上がっていました。椅子が置かれ、とても落ち着く空間です。静かに彼との”対話“が楽しめる空間でもあります。
部屋、特に部屋の入口は本当に真っ暗で、順路がどうなっているのか、床に段差があるのかも分かりません。目が慣れるまでに、やにわに時間をとりました。まるで彼に会うための儀式のように、しばらく部屋の入口で佇んでいました。
- 施設の満足度
-
3.5
- 利用した際の同行者:
- 一人旅
- アクセス:
- 2.0
- コストパフォーマンス:
- 3.0
- 人混みの少なさ:
- 4.0
- 展示内容:
- 3.5
- バリアフリー:
- 3.0
クチコミ投稿日:2014/09/03
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