森の中をザーザーと流れ落ちる癒やしの滝
- 3.5
- 旅行時期:2014/08(約11年前)
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by しそまきりんごさん(男性)
名寄 クチコミ:47件
うっそうと茂る森の中をザーザーと音をたてて流れる一筋の沢があります。ナイオロップの滝です。名寄の地名の語源とも言える立派な名前がついていますが、滝というよりも沢と言った方がふさわしいかもしれません。木々の合間を何段にも刻まれた細い白線が流れ落ちます。
名寄の地名は、北の大河、天塩川に名寄川が注ぐ様をいうアイヌ語から来ているようですが、ここはそこから4、5km離れた山奥にあります。沢の名も名寄川ではなく、十線川です。サンピラーパークの南側の道を奥まで行ったところにあります。途中、幾つかの分岐がありますが、案内看板が立っています。滝の200mほど手前までは林道のような道を車でき、森に囲まれた山中に駐車スペースができていますが、そこからは山道です。人の頭大の岩がごろごろしている森の中の道です。
滝は、木々が林立する森の中を流れ下っています。森が開けているということはなく、本当に木々の下を流れています。夕方に訪れたので、傾いた午後の光が差し込んでいました。西向きの滝のようです。この様子だと、朝や午前中は暗いのかもしれません。
森の中を流れる癒やしの滝です。訪れる人も少なく、アクセス路との合流点あたりで静かに耳をそばだてていると良いと思います。一段の滝ではなく、何段にも分れた小さな沢で、勾配もひどく急という訳ではないので、登ってやろうと思うかもしれませんが、下までで充分だと思います。林床の灌木やクマザサを踏み倒したけもの道のようなものが、沢につかず離れず続いていますが、上まで行くのは結構、難儀します。森の中なので、景色が開けることもありません。下で見ている分には、癒やしの滝です。
付近はクマが出没するようなので、クマ鈴は持参した方が良いと思います。サンピラーパークからは2、3kmですが、人家も見当たらない山奥です。
名寄市のホームページなどによると、見応えは5、6月が良いとあります。小さな沢なので、その時期は雪解け水を集めるからだそうです。訪れたのは8月でしたが、台風の影響による大雨の後だったことも奏してか、とりとめて少ない水量には見えませんでした。
- 施設の満足度
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3.5
- 利用した際の同行者:
- 一人旅
- アクセス:
- 2.0
- 景観:
- 3.5
- 人混みの少なさ:
- 4.5
- バリアフリー:
- 2.0
クチコミ投稿日:2014/08/27
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