幕末には全国に60数ヵ所あったと言われている郡代・代官所の中で、当時の建物が残っている高山陣屋
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- 旅行時期:2012/08(約13年前)
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by 吉備津彦さん(男性)
飛騨高山・古川 クチコミ:11件
陣屋とは、江戸時代に郡代・代官が治政を行った場所で、御役所や郡代(代官)役宅、御蔵などを総称して陣屋と呼びます。
飛騨代官は安永六年(1777)に飛騨郡代に昇格し、当時3ヵ所あった郡代役所(関東・西国・美濃)と並んで幕府の重要な直轄領となりました。
幕末には全国に60数ヵ所あったと言われている郡代・代官所の中で、当時の建物が残っているのはこの高山陣屋だけです。
全国で唯一建物が現存する遺跡で、昭和4年には国史跡に指定されました。
高山陣屋は、高山城主金森家の下屋敷(向屋敷)として使われていましたが、直轄領となってからは陣屋として代官や郡代がここで飛騨の政治を行いました。
以来慶応四年(1868)に至るまで176年間、江戸幕府は25代の代官、郡代を派遣して飛騨の国を支配してきました。
明治維新以後、陣屋の建物は高山県庁舎等として使用され続けました。
昭和44年に飛騨県事務所が移転した後、岐阜県教育委員会は高山陣屋の保存へと乗り出し、足かけ16年の歳月と、約20億円という費用をかけて、平成8年3月に修復・復元が完成しました。
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- 利用した際の同行者:
- 一人旅
- アクセス:
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- 人混みの少なさ:
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- 見ごたえ:
- 5.0
クチコミ投稿日:2014/06/08
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