読経と写経という宗教行事に参加することが条件となっている苔寺(こけでら)
- 3.5
- 旅行時期:2014/02(約12年前)
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by さすらいおじさんさん(男性)
嵐山・嵯峨野・太秦・桂 クチコミ:40件
西芳寺(さいほうじ)は、京都市西京区松尾にある臨済宗の寺院で一般には苔寺(こけでら)の通称で知られる。開山は行基と伝えられ中興開山は夢窓疎石で「古都京都の文化財」として世界遺産に登録されている。
苔寺(こけでら)は特別名勝史跡でもあり夢窓疎石の作庭で上段の枯山水と下段の池泉回遊式庭園の2つから成っていた。境内北方には上段の枯山水庭園の石組みが残り夢窓疎石当時の面影が残っている。 西芳寺庭園としてよく知られるのは苔の庭で木立の中にある黄金池と呼ぶ池を中心とした回遊式庭園で山麓に位置する地形の庭園構成を池と、その上の山の斜面を利用した禅堂の庭とに分け禅堂より山に登る道があって頂上に縮遠亭という休憩所があった。池には朝日島、夕日島、霧島と呼ぶ3つの島があり、小島には白砂が敷かれ松が植えられ、亭がある。池の周囲を埋め尽くす100種類以上といわれる苔は夢窓疎石の時代からあったものではなく今のような苔庭になったのは江戸時代も末期のことといわれる。
1928年年より誰でも参観できる観光寺院であったが1977年からは一般の拝観を中止し往復はがきによる事前申し込み制となっている。 単なる観光や見学ではなく読経と写経という宗教行事に参加することが条件となっている。
- 施設の満足度
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3.5
- アクセス:
- 3.0
- 人混みの少なさ:
- 4.5
- バリアフリー:
- 3.5
- 見ごたえ:
- 4.0
クチコミ投稿日:2014/04/20
いいね!:3票
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