バスの運転手の「鹿児島に来たら知覧でしょう」の一言で知覧に行く

4.5
旅行時期：2014/03（約12年前）

by 甲斐太郎さん（男性）

知覧・南さつま・日置クチコミ：1件

前日の観光バスの運転手の勧めで知覧に行った。

最近、戦争の方向に向いているといわれるが、知覧を見て、特攻隊員1036名の写真や肉親宛の最後の手紙に涙する。
17歳～23、5歳の若者が志願して国のために命を捧げたのはどんな気持ちであったろう。
どれも達筆で母や残った兄弟、姉妹たちに両親のことを頼んで最後の飛行に臨んだ。

隼など飛行機も展示されている。残念なことは、撮影が禁止されていた。考えれば、個人の遺影であるから当然であろう。

若い人も多いのには心強かった。
小学生の残した文章に「平和で美しい日本は特攻隊員のおかげです。私たちはこの平和を守って行きます。」というのがあった。実際は300万を超える名もない人の犠牲でこの平和があるのである。こうして名前が刻まれているのは不幸ではあるが、ある意味幸せでもある。有名な鳥浜トメさんや地元の少年たち、学徒動員の女学生との交流の写真もあった。

武家屋敷などほかにも見るところがあるらしいが、時間の関係で省略した。

夕刻の飛行機で名古屋に帰った。