JR日高線の主要駅

3.5
旅行時期：2013/12（約12年前）

新冠・静内クチコミ：85件

JR日高線の苫小牧～様似は3時間以上かかりますが、両端駅から1時間30分ほど。ちょうど中間あたりにある日高線の主要駅です。ここを始発・終着にする列車があったり、列車行き違いのため、長く停車時間をとったりする場合があります。そして、ほとんどが無人または別の店舗が入っているだけの日高線の駅の中で、数少ない、駅員が配置されている駅です。
駅の中には立ち食いそばの店（にしや）や、おみやげも販売しているキオスク、軽食コーナーや観光案内所もあるので、長い停車時間の場合（時として20分近く停車することも）、フリー切符などを持っている人は、時間内で途中下車してちょっと一服。そばをかきこむ人、日高のおみやげを買う人、ソフトクリームを食べる人、トイレに行く人など、皆、めいめいの限られた時間を過ごします。
駅前には店などはありませんが、意外とホテルなど宿泊施設が点在しています。400～500ｍ離れた国道まで出ないと居酒屋はあっても、買い物ができるような店は見当たりません。ATMがあるようなコンビニや郵便局もしかりです。そのため、引き続き列車に乗る人は、長い停車時間でも駅からはあまり出ません。
なお、駅前の宿泊施設、とみおか旅館（0146-42-1448）とホテルサトウ（0146-42-0425）ではレンタサイクルをやっています。また、レンタカーは国道235号線沿いまで行くとトヨタ（0146-42-0100）や日産（0146-43-3356）があります。
さくらの名所、二十間道路まではここから7～8ｋｍ離れています。ほとんど平坦な道ですが、桜並木が始まる手前で、丘に登る坂道があります。駅からは結構離れている桜並木ですが、開花時期の休日の昼すぎの時間帯などは、なんと、駅に近い国道235号線まで車が数珠つなぎとなるので、ルートや時間帯は考慮した方がよいです。
そして意外と訪れる人がいないのですが、市街地の東側には静内川、そして丘の上にアイヌのシャクシャインの本拠地だったシベチャリのチャシ（砦）跡がある真歌公園があり、アイヌの資料館（新ひだか町アイヌ民俗資料館など：入館無料）のほか、市街地や静内川、太平洋の眺めがよい展望台もあります。
静内駅前にはロータリーがあり、バス停があります。タクシーも停まっている時があります。バスは、本数は限られますが、静内周辺、浦河、平取、苫小牧へ行くものがあります。また、同じ駅前からの静内～札幌の高速バス、ペガサス号（要予約）は、列車の本数と同じくらい出ていて、しかも安いです。