凄い迫力
- 4.0
- 旅行時期:2013/11(約12年前)
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by T04さん(非公開)
糸満・ひめゆり クチコミ:15件
「ANAクラウンプラザホテル沖縄ハーバービュー」からタクシーに乗って15分、1500円ほどで豊見城岳陵頂上に到着しました。さすがは司令部壕があった場所、かなり標高を感じる場所にあり、那覇市内や海上の様子を一望できます。ここには慰霊碑や展望台、またビジターセンターの入口があります。ビジターセンターに入って階段を下ると小さな資料館があります。ここでは海軍壕内から見つかった遺留品、将兵の手紙、太田司令官の軍装などが展示されると共に、太田司令官の発した有名な電文「沖縄県民斯く戦ヘリ」が紹介されています。資料館を出てから司令部壕に向かうため25メートルも階段を下ることになります。さて当時は450メートルもあったという壕ですが、落盤の危険などもあり、公開されているのは300メートルほど。現在は至るところに照明が灯されていますが、当時はかなり暗いものであったと推測されます。通路に沿って「通信室」、「作戦室」、「司令室」、「下士官・兵員室」などの小部屋がところどころに設置されています。当時は近代的掘削機械などもなく、すべてツルハシやショベルによる手作業で、その労苦だけでも大変なことであったでしょう。死臭や糞尿の臭いが立ち込める狭くて暗い壕の中、死を覚悟しながら絶望的な戦いを強いられた兵士たちの気持ちは如何ばかりのことであったでしょう…。「司令官室」には太田司令官の愛唱歌が、「幕僚室」には手榴弾による自決の跡が生々しく残されています。そして将兵たちが最後の斬り込みに向かった扉…痛ましい歴史の証人です。
- 施設の満足度
-
4.0
- 利用した際の同行者:
- 一人旅
- アクセス:
- 3.5
- 「旭橋」からタクシーで1500円ほどでした
- 人混みの少なさ:
- 3.0
- 狭い壕の内部には、割と多くの見学者が訪れていました
- 見ごたえ:
- 5.0
- 当時の雰囲気が凄い迫力で感じられました
クチコミ投稿日:2013/11/06
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