旧士幌線について詳しくなれる

3.5
旅行時期：2013/10（約12年前）

糠平湖・然別湖周辺クチコミ：14件

帯広～十勝三股を結んでいた旧士幌線に関する資料館です（有料\100円）。往時の写真や制服、駅名板などの鉄道資料、用品が展示されているほか、パネルで士幌線の歴史の説明がされています。展示物はときどき入れ替えがあるようです。
士幌線は、三股盆地の豊富な森林資源の供出に使われた鉄道ですが、盆地を見渡せる三国峠を層雲峡・大雪湖方面から越えてくると、その景色に納得です。また、鉄道資料館を訪れて、脱線事故や土砂崩れなど死傷者も出る結構悲惨な事故が起こっていたことが分かりました。タウシュベツ橋梁だけでは終わらない様々な出来事があったことをここに来て初めて知りました。また、タウシュベツ橋梁についての新聞の切り抜きが展示され、2013年の春の記事ですが、経年劣化による崩落でまもなく見ることができなくなるとのショッキングな記事がありました。
鉄道資料館の近くにはひがし大雪自然館があるので、両者を比べてしまいます。自然館は無料の施設で、鉄道資料館に比べて広く、椅子やテーブルなど休憩のスペースもあります。こちらは動植物や昆虫など自然に関する展示内容で、士幌線に関するものはありません。タウシュベツ橋梁も、観光のためのタイムリーな情報が案内板に書かれ、崩落の話しはありませんでした。鉄道に興味のある方は自然館の補完的に鉄道資料館を訪れてみるとよいと思います。