新緑の酒田を歩く
- 5.0
- 旅行時期:2011/06(約15年前)
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by Dr.Poohさん(男性)
酒田 クチコミ:1件
庄内を代表する町と言えば、酒田市でしょうか。。。
酒田を訪れると、歴史の富豪である本間家や、今も現役の米蔵として使われている山居倉庫など、手軽に庄内の歴史を知ることができる観光をすることができます。
山居倉庫は、明治26年(1893年)に建てられた現役の農業倉庫で、酒田米穀取引所の付属倉庫として建造された12棟の土蔵造りの倉庫は、築百年以上経った今でも現役の米蔵です。倉の内部は湿気を防止するために、屋根は二重構造になっており、先人の知恵を感じることができます。背後を囲むケヤキの大木が黒塗りの蔵群とマッチして、素晴らしい景観を見せてくれます。元々、このケヤキは、日除けや風除けのために植えられたもので、自然を利用して、蔵の内部を低温に保つ工夫も素晴らしいです。蔵のうち、2棟は観光物産館と展示室として内部を公開しています。
新緑に映える山居倉庫の姿は本当に美しく感じます。
本間家を十数年ぶりに再訪しました。
初めて訪れた時に感じた、屋敷の天井の高さや玄関にある松の素晴らしさを今一度見てみようと再び訪ねることにしました。
酒田市の本間家は、最高3000町歩の田地を持ち、戦後の農地解放により没落地主となった、日本一の大地主です。また、酒田の町の防風林や灌漑事業などのインフラ整備に大いに貢献しました。「本間様には及びもないが、せめてなりたや殿様に」と言われたほどの豪商で、その言葉に負けないほどの建物です。
内部は、武家造りと商家造りの両方を見ることができる変わった屋敷で、書斎はたった5疊ほどの広さで、その反映ぶりに比べて質素な生活を好んだ姿が印象的です。
歴史ある建物を再訪してみるのも、いいものです。
このほか、酒田には、日本最古と言われる白亜六角灯台や、修景池に浮かぶ千石船など歴史を知ることができる日和山公園、海を見渡せる気持ちの良い場所もあります。
歴史と自然が調和した街、酒田をぜひ訪れてもらいたいです。
- 施設の満足度
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5.0
- 利用した際の同行者:
- 一人旅
- アクセス:
- 5.0
- 車があれば楽々アクセス
- 人混みの少なさ:
- 4.0
- 荘内を代表する観光地ですから...
- 見ごたえ:
- 5.0
- 本間家はその格式に、山居倉庫は新緑との調和に感動します
クチコミ投稿日:2013/09/15
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